公益財団法人大船渡市育英奨学会

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理事長挨拶

公益財団法人大船渡市育英奨学会 理事長 奥山 行正

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 当会事業は、昭和27年に2町5村が合併し、「大船渡市」が誕生してほどなく、昭和30年4月から実施され、以来、大船渡市のあゆみとともに関係各位の多大なるご理解とご支援のもと順調に発展して参りました。昨今は、中高生の多くが進学する時世となりましたが、事業開始当初におきましては、向学心を抱き、優秀な資質を有しながらも、経済的な理由から進学を断念せざるを得ない学生が多くありました。
 このような事情を背景に、就学が困難な学生を援護し、将来を担う人材を育成するため本事業を興し、昭和49年8月には、財団法人大船渡市育英奨学会を設立し、平成13年の合併後は、旧三陸町の貸与事業を引き継ぎ、高校生への貸与を行うなど、より多くの学生に奨学金を貸与できるよう努めて参りました。
 お陰をもちまして、法人化してから40年以上が経過し、多くの方々のご支援により、奨学金制度が定着し、順調に事業を運営することができましたことに、改めまして心から感謝を申し上げます。社会・経済情勢が刻々と変化するなか、次代を担う子どもたちの勉学に励む姿勢は、昔から変わるものではなく、その真摯な姿を支えるため、夢を形づくる過程において、育英奨学金貸与事業が大きな役割を果たすものと自負しており、今後におきましても、事業の充実に努めて参る所存であります。
 結びに、当会の事業推進に特段のお力添えを賜りますよう皆様にお願い申し上げ、あいさつといたします。

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